コーナー【 人となり 】
[2011年01月28日掲載 大分合同新聞]
泥谷先生は1935年、旧制大分中学の剣道部に入り、国士舘専門学校(東京)の国語・漢文・剣道科でさらに腕を磨いた。約2年の兵役の後、大分商高で教員生活を始め、1983年に退職するまで指導に当たった。 退職後は自宅そばに開いた道場「時習館」で子どもから大人まで指導する傍ら、県連盟の理事長、副会長などを歴任。2001年から会長を務めている。 1巡目の大分国体では監督を務め、優勝に導いた。選手以上にけいこに励み、指導に当たっては「誠の心と礼節」を重んじてきたという。「考えてもいなかった賞。全剣連の先生方の教えや、県連盟会員の支援のおかげでいただけたと思う」と泥谷先生。