大分県武道祭

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第七回大分県武道祭

              期日 平成27年12月 6日(日) 12:00??             

             場所 大分県立総合体育館 



大分県剣道連盟からの参加者

剣道 

演武名 「素振り」「切り返し」 

素振りとは

竹刀操作の基本なるもので、中段から「手の内」変えないように肩関節を中心に左手手動で大きく振りかぶり、頭上で止めることなく一拍子で振り下ろす。その際左のこぶしが中心線から外れることがないよう、また、手の内の作用や刃筋正しく振らなければならない。

素振りには「上下素振り」「斜め振り」「跳躍素振り」があり、それぞれの動作において「足さばき」と「手の振り」を連動させなければならない。 

切り返しとは

打つ側と受ける側があります。(打つ側)掛かり手

手の内、間合、足さばきなどの基本的動作に加えて掛け声、呼吸の仕方など、基本の総合的な稽古と体力と気力を練るためのものである。

中段の構えで「一足一刀の間合」から大きく振りかぶって正面を打ち相手の左面から始め、最後も左面で打ち終わるよう習慣化させ、最後の正面打ちも最初と同様に「一足一刀の間合」から打突させる。振りかぶりは左こぶしを頭上に上げ 手を返して正確に左右面を打突させ、その際、左こぶしが正中線を外れないようにさせる。 

(受ける側)元立ち

「竹刀」を垂直にして左こぶしの位置はほぼ腰の高さ、右こぶしの位置は胸の高さにして鎬で受けることを意識し、「歩み足」で前進・後退しながら受ける。

打ち込む回数は、前進が4回後退が5回の左右面打ちを1回として行い、通常は2回繰り返す。 

【演武者】

高校生1・2年男女(国体強化選手)・別府大学生男女 

【解説者】

大分県剣道連盟 専務理事 阿部 昭一


居 合 道(いあいどう)

演武名

全日本剣道連盟居合

古流:夢想神伝流居合 

由来・特徴

居合道とは敵の不意の攻撃に対して、直ちに居合わせ抜刀し、鞘放れの一瞬に生死をかけ勝敗を決する武道であり、林崎甚助重信を始祖として室町時代に起源を発します。以来連綿と現在までに全国各地に多数の流派が守り伝えられています。夢想神伝流・無双直伝英信流・関口流・田宮流・伯耆流・新陰流・無外流・水鴎流などがその例です。現在大分県には夢想神伝流・無双直伝英信流・関口流が伝わっています。また、全日本剣道連盟に属する剣士はそれぞれの属する流派(古流)と並行して、共通の全日本剣道連盟居合(12本の技)を学ばねばなりません。居合道は仮想敵を想定し粛々と一人で形の修錬を行います。いわば己との戦いであり、集中力を鍛え、心身を錬磨するのに効果的です。本来、居合道には日本刀真剣を使用しますが、初心者は木刀や模擬刀を使用することにより安全に稽古することが出来ます。居合道の求めるところは大変厳しく、立ち振る舞い、礼法、心の持ち方、呼吸の仕方から厳格ですが、現代人に失われがちなそれらのことが逆に魅力となってか、静かなブームとなって現在有段者数は9万人に迫り、老若男女を問わず盛んで、誰もが親しめ長く続けることが出来ます。しかも居合道特有の高い精神性を求めて外国人の愛好家も多く、世界的に普及しています。

居合道古歌 「居合とは 人に斬られず 人斬らず 己をせめて平らかの道」 

演武者新日鐵住金??居合道同好会

??、全日本剣道連盟居合「解説」 1本目「前」、3本目「受流し」

??、全日本剣道連盟居合「演武」 1・3・5・7・9・11本目

5段:阿部正行、秦正也、4段:溝部良一、藤吉幸代、伊藤実

3段:城向尋子、城向由佳、御手洗正教、草柳保子、後藤愛美

??、古流:夢想神伝流 「演武」 初伝:林貴紀6段、 中伝:梶原秀子6段

奥伝(座業):柳井牧子錬士6段、 奥伝(立業):徳光正和錬士6段

【解説者】 教士七段:小坂隆一郎


杖 道(じょうどう) 

演武名 神道夢想流杖術 

演武解説

杖道の精神は、攻撃を主とせず、相手の攻撃に応じて変化し、なおかつ相手を傷つけずに制圧する事を本旨としています。

形の多くは後の先で始まります。 

神道夢想流杖術 中段の形

1 本目 一力 体捌きを使い、独特の繰付けをして、相手を制する技。

2 本目 押詰 杖のしなりを使った技です、

3 本目 乱留 巻き落としを使う技です、

4 本目 後杖 後ろから攻撃された時の技です。

5 本目 後杖 同上

6 本目 待車 左右に体捌きを行います。

7 本目 剣込 二刀に対する技です。

8 本目 切懸 接近して制する技です。

9 本目 真進 構え直した相手の太刀に対する技です。

  10 本目 雷打 体捌きを行い相手の腹部を制します。

  11 本目 横切留 独特な構えから始まります。

  12 本目 払留 相手の脾腹を突く技です。 

【演武者】

  打太刀 杖道教士     7段 加藤 和信

仕  杖   杖道教士     7段 安部 幸一路 

【解説者】

      杖道5段    石川正行